遺品整理
大阪府大阪市平野区
K・T様（男性）
遺品整理をするタイミングは突然やってくる
急きょ遺品整理をすることに
母の認知症の進行がひどく老人ホームに入居する必要があるとの判断が出て、急きょ家を離れることになりました。父は私が若い頃になくなっており、私たち一家が長らく住んでいた家は無人になります。借家のために早く退去して、浮いた分を母の老人ホーム費用に回そうと考えました。しかしながら、ここ10年ほどは母が一人で住んでいたとは言え、40年以上住んでいた家のせいか家の中はたくさんのもので溢れかえっていました。これを兄弟だけで片付けるのは無理なことだとすぐに分かりました。どうしたものか思案しかねていると、息子がインターネットで見つけたからと、リメンバーズさんのホームページをプリントアウトしたものを渡してくれました。そこには遺品整理という文字がありました。まだ母は亡くなってはいませんが、もうこの家に帰ってくることはありません。遺品整理と言えば遺品整理の分類に入るのかもしれません。
私自身はスマートフォンも持ち合わせていないので、プリントした紙に書いてある電話番号に電話しました。すると感じの良いスタッフの方が電話に出てくださり、丁寧にここから先の流れを教えてくれました。見積もりは無料であること、一度現場におうかがいしての見積となることなどです。こちらとしては一刻も早く見積もってもらい作業をしてもらいたいので、なるべく早くというお願いをして来ていただく日程を決めました。見積の時に来てくださった方も丁寧な物腰で、しかも動きがスムーズ。見積もってもらった金額も、当初思っていた金額よりも安く、日程的にも数日後に来てくれるということだったのでお願いすることにしました。
遺品整理はチームワークなのだと実感
遺品整理当日、4名のスタッフが来ました。まず，私が同行する形で最初に遺品整理を行う部屋をすべて確認していきました。タンスや戸棚なども廃棄するのか、別の場所で使うのかを確認。今回はほとんどを廃棄してもらうことにしました。おおよその終了時間を聞くと、ほぼ半日かかるんですね、やはり。終了時までは家を離れていても良いとのことだったのですが、作業の最初の方だけは立ち会ってみることに。
作業が始まると、リメンバーズのスタッフはひとりずつが別々の作業を始めました。「1人ずつだと効率悪いのでは？」と思いましたが、タンスなど大きなものを運ぶために人数が必要になると、スタッフがサッと集まって運び出します。結構重たい家具もあったのですが、4人で軽々と持ち上げて運び出していました。そして運び出しあとは、再び別々の作業に。2人必要な作業の時も近くにいる人がサッと来て必要な作業を行うと、再び各々の作業に。大きな声で止んだりはしていませんし、長々と指示を送ったり、打ち合わせたりもしません。ちょっと声を掛けるとサッと必要な人数が集まる。チームワークが素晴らしいのだと気づきました。途中、リーダーの方に電話が掛かってきて、少し長時間現場を離れることもありましたが、最終的な終了時間が遅れることはありませんでした。他のメンバーがフォローしたのでしょう。
遺品整理完了時の報告もていねいでした
スタッフの皆さんが大半の荷物を運び出した頃、ひとりのスタッフが運び出したものを分類していました。聞いてみると、廃棄するものを分別しているのだそう。可能なものはリサイクルに回すそうです。環境への取り組みアピールも時代の流れなのかと思いつつ見ていました。途中、運び出す予定の荷物が玄関を通らないことが発覚し、急きょ裏口から運び出すことになった以外は大きなトラブルもなく、運び出しは完了しました。運び出したあとはスタッフ総出で掃除をしてくれたので、部屋がかなり綺麗になり、荷物もなくなったので広く感じました。
最後に、スタッフの方と完了の確認のために一部屋ずつ見回って確認。どの部屋もキチンと家具や荷物がなくなっていました。すべての部屋の確認を完了したら、各部屋で見つかった小銭などを渡してくれました。結構たくさん出てくるんですね。中には100円玉も数枚入っていました。あと、母が使っていたと思われるネックレスがタンスの引き出しから出てきたそうで、一緒に渡してくれました。事前に確認して、貴金属はまとめて片付けておいたはずなのですが、どこかの引き出しに書類と一緒に紛れていたようです。
今回は、とにかく早く家を明け渡したいという思いがあり、相見積もりなどはしませんでしたが、十分に満足できる仕事でした。遺品整理じゃなくても家の荷物を整理する必要がある人はお願いしてみると良いと思います。私も、悩んでいる人がいたら紹介してあげようと思います。リメンバーズさん、ありがとうございました。
