生前整理のやり方
生前整理の必要性がわかったものの、手順がわからないという声も多数あります。そこで、整理の方法をご紹介いたします。
1. 「いる物」と「いらない物」に分ける
まずは、大まかに「いる物」と「いらない物」に分類します。
「今使っている物」がいる物、「今は使っていない物」や「いつか使うかもしれない物」はいらない物と考えるとスムーズです。
2. いらない物を「不用品」と「不要品」に分類する
「いらない物」は、壊れているなど品物として価値がない「不用品」と、自分には不要でも別の人には価値のある「不要品」に分けられます。
不用品は自治体のルールに従って処分し、不要品はリサイクルショップやフリーマーケットで売ったり、寄付や譲渡という形でリサイクルもできます。
3.財産目録を作成する
財産類は、目録にして残しておきます。
一般家庭における価値がある財産として考えられるのは、以下のようなものです。
- 預貯金や現金
- 株などの有価証券
- 土地・家屋
- 家具
- 貴金属
- 美術品・骨董品
- 自動車
財産目録は、場所を決めて保管します。
保管場所はエンディングノートなどに記入し、遺族にわかるようにしておくと、相続の時に便利です。
なお、財産の中にはマイナスの財産も含まれます。遺族はマイナスの財産も相続しなければなりませんので、借金や未払金なども財産の一部として記載することを忘れないようにしてください。