形見分けで多いトラブル
形見分けの際に多いトラブルが、親戚や知人間でのトラブルです。
遺族の方々は相続のことも含め、「できるだけ早く遺品整理を行わなければいけない」と考えるのですが、これがトラブルの元になってしまうのです。
遺品の中には形見分けすべき物や他の誰かが欲しいと思う物もあるでしょう。
しかし、それらを親族・知人に問い合わせることなく、早々に遺品を処分してしまうと、いざ親戚や知人から形見分けをしてほしいという希望が出ても、遺品が残っておらず、形見分けを行えないことになるのです。
大切な人が亡くなった直後、遺族は悲しみのなかにいます。遺品の整理について的確な判断ができず、必要な物・形見分けする物などを処分してしまう可能性もあります。
故人が使っていた思い出の詰まった遺品は、この世に2つと存在しません。
そのため、遺品整理はしっかりと品物を見極めながら行わなければいけません。
また、形見分けのトラブルは近親者だけでなく、遺品整理業者を巻き込んだ事例もあります。
故人の持ち物の中には、他人から見れば価値は無い物でも、親族にとっては思い出の品なので大切にしたいというケースもあります。
あらかじめ遺品整理業者とよく話し合っておかないと「思い出の品が勝手に捨てられた」ということにもなりますので、注意しましょう。