気持ちよく形見分けをするために
形見分けとは、故人の思い出を故人と親しかった人達と共有するために残された遺族が行うものです。
受け取った品物を通して故人を忘れることなく、思い出を偲ぶことが故人の供養にもつながるという古来より続く日本の風習なのですが、実際には形見分けが友人や親族間でトラブルに発展するケースも多々あります。
形見分けでのトラブルを避けるためには、故人と本当に親交のあった方のみに形見分けをお知らせすることです。
また、金銭的価値があるものはその価値を専門家に鑑定してもらい、法律に沿って財産として分ける方法が安心です。
形見分けは、何度も経験しているので慣れているという人などいないので、誰でも戸惑ってしまうものです。
葬儀が終わり、様々な手続きを終えて落ち着いたら、遺品の仕分けをされてはどうでしょう。相続の対象となるもの、不用品として廃棄処分するもの、形見分けとして皆に贈るもの、の三つに仕分けをしてから、誰に何を贈るかを決めるとスムーズに進むでしょう。
もし遺品があまりにも多くて自分では整理ができないようなら、私どものような遺品整理のプロに依頼することを検討なさってください。
いつまでも故人を偲んででくれる人達に、ふさわしい最適な品物を渡す、気持ちのよい形見分けが無事に終わりますことを願っています。