エンディングノートとは
『エンディングノート』は、その名の通り「終わり」を記したノートです。
しかしそれは、「自分の人生」を残しておくもので「自分が生きてきた証」になるものでもあります。
人生の最後を見据えながら、自分らしく生きる「終活」の浸透とともに、自分の生と終焉を書き綴る「エンディングノート」が、注目されるようになりました。
エンディングノートは「命の大切さを見直す」ことができ、同時に、「残された人生で、どのようなことをすべきか」を考えるきっかけにもなります。
超高齢化社会、核家族化問題など、家族関係の希薄化が叫ばれている中、『エンディングノート』は、今後の人生を家族とどのように過ごしていくかなどを話し合うきっかけにもなり、もう一度家族との関係を深めることができるといえるでしょう。
また、自らの死後について家族で話す機会にもなります。
話しづらいテーマについて、コミュニケーションのツールにもなり、財産関係を整理することもできます。
『エンディングノート』は遺言書と違い、「これまでの人生を振り返り、整理することのできるもの」でしかありませんが、超高齢化社会の中においては、孤立死や突然死等も含め「死に向き合うこと」も多くなりますので、エンディングノートについて充分に理解を持っておくことが必要だと思われます。