大阪市のごみ屋敷の現状2
平成26年8月末時点での大阪市のゴミ屋敷の現状です。
(大阪市のゴミ屋敷の現状1はこちら)
大阪市でごみ屋敷の課題を持つ住まいの状況
住まいの状況は、「一戸建て」が最も多く、全体に占める割合は47%となっています。
次いで集合住宅が25%、公営住宅が8%、その他(長屋、店舗、ビル等)が20%と、様々な住まいの状況で課題が発生しているといえます。
大阪市のごみ屋敷居住者の意識
ごみ屋敷居住者(ゴミ堆積者)の意識として「解決のために何とかしたいと思っている」は全体の17%、「迷惑をかけていることはわかっているが、居住者ではなにもできない」は 7%となっています。
一方、「迷惑をかけているとは思っていない」が 31%を占め、回答の中でもっとも多くなっています。
この意識のズレを是正することが、ゴミ屋敷の解決には一番必要なのかもしれません。
大阪市のごみ屋敷の現状まとめ
ごみ屋敷を形成してしまうのは様々な原因がありますが、60歳代以上が約6割を占めていることを勘案すると、定年退職や配偶者との離別等で、急に生活習慣が変わったことによる精神的ストレスが深く関わっていると言えます。
居住者自身も解決したいと思っているというデータを鑑みても、家族や兄弟、ご近所との関わりを増やすよう、さりげなくサポートをすることもゴミ屋敷化を防ぐためには必要だと感じます。
もうすでにごみ屋敷化してしまっている場合は、ご本人との話し合いもしながら、早めに専門家に相談し対応することをオススメします。