形見分けで気をつけたい3つのポイント
形見分けを行う際に、注意しておきたいポイントをまとめました。
贈与税がかかるか把握しておく
形見分けは資産価値のある物を贈る場合が多く、贈与税がかかってしまうことがあります。
そのため形見分けをしたい遺品の金額・資産価値を調べておく必要があります。
相続のなかでも、相続税に関するトラブルが多いのは、宝飾品です。
高額な宝飾品は相続の対象となり、引き取る場合には相続税・贈与税などが必要となる場合があるからです。高価なものを形見分けする際は、相手に迷惑をかけることにもなりかねないので十分に注意しましょう。
遺産分割を完了しておく
相続人が複数いる場合、故人の形見は遺産の一部として相続の対象になるため相続人全員の共有物となります。 遺産分割が完了していない状態で勝手に形見分けを行ってしまうと、後にトラブルとなってしまいますので、必ず事前に遺産分割を終えてから形見分けを行いましょう。
無理に押し付けない
故人と親しくしていた方に、「形見分けを貰ってほしい」という思いから、強く勧めることもあると思います。しかし、それは遺族の思いであり、相手はそう思っていないかもしれません。
形見分けは無理に渡すものではありませんので、相手の気持ちを配慮するようにしましょう。