遺品整理のコラム

働き盛り世代のセルフネグレクト

セルフネグレクトの結果起きる「ゴミ屋敷」や「孤独死」。それらの片付けに携わる私たちは、高齢者だけではなく、
働き盛りの方や若い方が住んでいた部屋の片づけの依頼も確実に増えていることを実感しています。
セルフネグレクトは全ての年代で起こる可能性がある問題だと言えます。

セルフネグレクトに陥った20代の女性を取り上げたテレビの特番のダイジェストが掲載されている記事がありますので
参考でURLを載せておきます。
‘@niftyニュース2017年06月09日 17時22分
ゴミ部屋で暮らす「セルフネグレクト」が30~40代で増加傾向 「物をなんでも積み重ねる」人は要注意、孤独死するケースも
https://news.nifty.com/article/economy/business/12117-6437/

働き盛りの人がセルフネグレクトに陥る要因としては、過度の長時間労働による肉体疲労や極度のストレスがまず考えられます。
さらにパワハラやセクハラという人間関係の問題も無視することはできません。
また、リストラや失業では、仕事という大きな目標を失い、虚無感に苛まれ、加えて経済的にも不安になることから、希望を失い、セルフネグレクトに陥る可能性は高いといえます。

働き盛りのセルフネグレクトを複雑にしている要因は二つあります。
一つは発生の原因が職場環境にあるという点です。
長時間労働をはじめ、パワハラやセクハラ問題、職場の人間関係から、仕事上のミスや適性等、
自分だけでは解決が難しい問題が要因となっていることが多いのです。

二つ目は、高齢者であれば、介護者を通して民生委員への相談、また「高齢者の地域見守り活動」により、初期段階で手を差し伸べられたり、援助を受けることが可能ですが、
働き盛りの人にはそういった制度や仕組みはありません。民生委員という身近な地域の相談者は、高齢者や生活困窮者だけが対象ではないのですが、若年の方が自ら相談に出向くことがないようです。
結局、本人がSOSを発しようにも、どこの誰に助けを求めればいいのか、わからないのです。近所の人にしても対高齢者と異なり、仮に新聞受けに新聞が溜まっていたとしても、相手が若い人であれば干渉することに抵抗があるでしょう。
これらのことも、セルフネグレクト状態の発見を難しくし、援助が遅れてしまう原因と言えます。

遺品整理のお見積り・ご依頼・ご相談は、
年中無休・24時間OK!の遺品整理のリメンバーズにお任せ下さい。

  • お電話無料
  • 365日対応可能
  • お見積り無料

0120-905-349

電話受付は 9:00~20:00 / 携帯電話・PHSも無料

ページの先頭へ戻る