若い世代のセルフネグレクト

20代の若い世代も決してセルフネグレクトと無縁ではありません。
むしろ純粋は彼らはナイーブで傷つきやすい存在です。
失恋や失敗など凹むことはあっても、若さゆえに新しいことに興味をもち、乗り越えていくのです。
しかし、ニュースでもたびたび話題になっているように、最近の若者はいろいろなことに興味を失い、若者の○○離れなどということを聞いてもさして驚かなくなりました。
先日は外出の機会が半減したというニュースも出ていました。若い世代のゴミ屋敷の増加と無関係とは思えません。

若い世代で問題になっていることに「ひきこもり」があります。
自室に閉じこもり、家族とさえ接触を拒み、母親が部屋の入口に置いた食事を食べるだけ、もし面倒を見てくれる母親がいなくなれば彼はどうなるのか、まさにセルフネグレクト予備軍と言っていい存在です。

働きすぎのリスクは若い世代にもあります。新入社員として夢と希望を持って入社して、
仕事の要領もわからないままただがむしゃらに仕事をして心身共に疲れ果てる。
結果が出せずに自信を喪失してしまう。そんな悪循環で心を病んでしまう若者は少なくありません。
田舎から出てきて慣れない一人暮らしもセルフネグレクトのリスクを高めています。