遺品整理のコラム

【パソコン・スマホ】デジタル遺品整理とは?トラブル事例と対策3選

家族が亡くなった際に必要となる「遺品整理」。故人の持ち物を整理することですが、最近は物や金銭といった資産ばかりではありません。故人が所有していたデジタル機器も遺品整理の対象となります。

この記事では、処理に困るデジタル機器の遺品整理で気をつけるポイントをご紹介します。遺品整理の参考にしてみてください。

1.遺品整理は物だけじゃない!

近年はスマートフォンやパソコンといった電子機器や電子機器内のデータといった「デジタル遺品」も、遺品整理の対象です。
遺品整理を行わなければならない対象物が増え、困っている方も少なくないでしょう。
まずは遺品整理の概要についてみていきましょう。

1-1.遺品を片付ける【遺品整理】

亡くなった方の遺品を片付ける「遺品整理」。多くの場合は家族ですが、同居している方が亡くなった際に持ち物を処分する作業も遺品整理と呼びます。
最近は、生きているうちに身の回りの物を整理する「生前整理」をする方も増えましたが、依然として死後に遺品を整理する遺品整理を行うパターンがほとんどです。

どの所有物を処分してよいのか、引き取る場合は誰が引き取るのか、相続人と十分に話し合って対応しなければトラブルのもとにもなりかねません。
遺品整理は慎重に行う必要があります。

1-1-1.遺品整理が求められる背景

遺品整理を専門に行う遺品整理業者も増加し、これからますます需要は高まると予想されています。
この背景には、超高齢社会を迎えた現代日本の人口分布や遺品整理を行う人手・時間の減少が要因です。
いずれの理由にせよ、自力で遺品整理を行えない方が増えた結果、遺品整理業者という代行業者にスポットライトが当たるようになりました。

1-2.忘れてはいけない【デジタル遺品整理】

遺品整理は物だけでなく、デジタル機器も対象です。
SNSアカウントなど、故人のプライベートな情報や重要なデータが残っている可能性がありますので、セキュリティに気をつけつつ処分する必要があります。
間違ってもそのままゴミ捨て場に持っていったり、データを消去する前に売却したりしないように気をつけましょう。
デジタル遺品は、数ある遺品の中でも特に注意して処理する必要があります。

1-2-1.デジタル遺品整理の重要性

スマートフォンやパソコンの中には重要なパスワードやIDの情報が格納されています。
データを消去する前に処分してしまうと、手を離れた後に誰かから覗き見されてしまう可能性もあるのです。
クレジットカードの情報が残っている場合もありますので、処理をする前に手離すことは避けましょう。

自分でデータの削除が行えない方には、死亡時自動削除ソフトの利用をおすすめします。
ソフトをインストールしたパソコンが一定期間操作されなかった場合、自動的にファイル削除・データ削除する機能を備えていますので、所有者が死亡した後のデータ流出を防げるのです。

2.要注意!デジタル遺品のトラブル事例紹介

デジタル遺品は、その重要性からトラブルにも発展しやすく、取り扱いには十分に注意しなければなりません。

「メールフォルダから知らない女性とのやりとりがあった」「家族に秘密の写真データがあった」「ネット銀行やネット証券、株取引をしていた故人の公的な手続き(確定申告など)に必要な口座情報がわからない」など、トラブル事例が存在します。

遺族が家族の死後に困らないためにも、あらかじめデジタルデータの取り扱いについて理解を得ておく必要があるでしょう。

3.デジタル遺品のトラブル回避対策3選

トラブルが生じやすいデジタル遺品ですが、未然にトラブルを防ぐ方法も存在します。
ここからは、デジタル遺品のトラブルを防いで遺品整理をスムーズに行うための対策を3つご紹介します。
デジタル遺品整理を検討している方はぜひ参考にしてみてください。

3-1.パスワードを設定してロックしておく

デジタル機器にパスワードを設定し、ロックをかけておくとデータの流出を抑えることができます。
リスクがあることに変わりありませんが、ロックの有無は安全度に直結する問題です。まだデジタル機器にロックをかけていないという方は、なるべく早めにロックを設定しておきましょう。自分のデジタル機器は、自分で管理する必要があります。

3-2.エンディングノートなどで家族に伝えておく

終活の一環として人気の高いエンディングノートは、デジタル機器の遺品整理にも役立ちます。
エンディングノートにパスワードや死後の処理方法を記載して遺すことで、遺族が混乱せずに遺品整理を行えるでしょう。
不安の残る方は遺言という形で意思を遺しておくのも有効です。
公証人役場に依頼すれば公正証書遺言を作成することができますので、さらに遺言の信頼度や影響力がアップします。

3-3.生前整理をしておく

身体が動くうちに遺品整理を行う生前整理。
自分の意思で所有物の扱いを決めることができますし、生前に取り決めをしておくことで万が一のときにも慌てずに済むでしょう。

特にデジタル機器の場合、本人以外が触る機会はほとんどありませんので遺品整理の際に処理に迷ってしまいます。
パソコンはどうするのか、パソコン内のデータをどう処理するのか検討し、可能であれば生前整理を行っておくとよいでしょう。

4.家族に迷惑をかけないための【生前整理】

故人を悼む暇もなくお通夜とお葬式を済ませ、ようやく一段落と思いきや今度は遺品整理の作業が待っています。
肉体的にも精神的にも疲弊している遺族が、遺品整理を行うのはやはり骨が折れるでしょう。

亡くなってから遺品整理を行うのではなく、亡くなる前に持ち物の整理を行う生前整理をおすすめします。
家族に迷惑をかけないためにも、あらかじめ身辺整理することを考えておきましょう。

4-1.生前整理をするメリット

生前整理を行うことでいくつかのメリットを得られます。

生前整理を行うことで、死後のトラブルに発展しにくくなったり、遺品整理の作業がスムーズに進むのです。いらないものを捨てることでリフレッシュでき、第2の人生をスタートをさせることができるメリットもあります。

生前整理に早すぎるということはありません。思い立ったら生前整理をするのがいいでしょう。

4-2.生前整理のやり方

ここでは生前整理のやり方をご紹介します。
簡単なやり方だと「いる」「いらない」に分担するだけでも効果的です。部屋の片付けに近いものがあります。その際に、必要書類をしっかりまとめることを忘れてはいけません。物の場所を把握するのは、生前整理において必要なことです。

4-3.業者に依頼することも可能

生前整理や遺品整理を専門に請け負う遺品整理のプロ、専門業者に委託するのもひとつの手段です。物だけでなく、デジタル機器に至るまで幅広いジャンルのサービスしてくれます。
遺品整理業者は不用品回収業者とは異なり、ひとつひとつの遺品に込められた故人の思いを偲びながら、丁寧に処理してくれます。
大切だった方が残して去った遺品の数々を、尊重しながら処理してくれるのが魅力です。
遺品整理に回せる手がない方は、遺品整理のプロに依頼するのがいいでしょう。

忘れがちなデジタル遺品整理

遺品整理はどうしても物や金銭に意識が向きがちですが、実は最も気を配らなければならないのがデジタル遺品です。なにかと面倒も多いため、遺品の整理作業を行う遺品整理業者に委託してみてはいかがでしょうか。
費用感がつかめずに一歩を踏み出せない方もいらっしゃるでしょう。無料で見積もりを出してくれる業者も存在しますので、気になる方はぜひ相談してみてください。

まとめ

  • デジタル機器はデータの宝庫、流出に注意
  • 生前整理を行えば個人情報の流出を防げる
  • エンディングノートや遺言を活用し、フェアな状態で遺品整理を行う

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