遺品整理のコラム

【遺品整理士認定協会】とは?その必要性と評判・資格取得方法まとめ

遺品整理士認定協会をご存知でしょうか。
遺品整理士認定協会とは、少子高齢化社会が進む日本で増加している遺品整理のプロ資格「遺品整理士」の資格発行、養成講座の運営を行う団体です。

この団体の成立の背景には、高齢化が進む日本社会の抱える課題や、高まるニーズと共に増加した依頼者と遺品整理業者のトラブル防止などがあります。今後、私たちの生活とより深く関わっていくでしょう。

この記事ではそんな遺品整理士認定協会の必要性と評判、そして遺品整理士の取得方法まで徹底解説いたします。新たな資格として遺品整理士をお考えの方にも必見の内容です。

1.高齢者の数が多い日本

急速に進む高齢化。今の日本ほど「遺品整理」というサービスに対し、注目が集まっている時代はありません。核家族化などの家族の在り方、社会構造の変化と共に遺品整理業は、まさに”需要”が高まっています。

1-1.65歳以上が25%

遺品整理の仕事が増えている理由は、「65歳以上が人口の25%」という現在の日本の超高齢者化社会にあります。
高齢化が進むことで、孤独死や高齢者が高齢者を介護する「老老介護」などが急速に増加し、故人の家族や親族が遺品整理を行えない状況が発生しているのです。

1-2.今の日本に必要な「遺品整理」

遺品整理は大きく重い家財道具から、処分の手続きが必要な家電まで多岐に渡ります。また、孤独死などで発見が遅れた場合には、消臭・消毒などを含めて行う特殊清掃が追加で必要です。
このようなことを高齢の遺族や身内で行うのは、想像以上に大変な作業となります。故人が亡くなった精神的ダメージだけでなく、時間的にも肉体的にも疲弊します。

それゆえ「遺品整理」は求められ、私たちの身近な職業となっているのです。

2.知っているようで知らない遺品整理

一口に「遺品整理」と言っても、専門業者に依頼するとどのような作業内容を行ってくれるかご存知でしょうか。
近年急速に普及が進む中で、知っているようで知らない遺品整理の仕事内容を解説します。

2-1.仕事内容

遺品整理とは「亡くなられた故人の荷物を整理する作業」のことです。
この故人が遺したものの中には、使用しない大きな家具や電化製品、形見になる思い出の品や価値のある資産、相続人が義務を負う可能性のある負債などさまざまなものが入り混じっています。

遺品整理業者は、「必要」「不必要」を仕分けし片付けていく作業を行います。
片付け方は「部屋ごとに行う」「全体を見て不用品となっているものをどんどん搬出していく」など、業者によってさまざまです。近年多く見られるゴミ屋敷のようなケースの場合には、まずはゴミから処分していきます。

2-2.供養や処分もしてくれる

遺品整理業者では遺族と相談した上で廃棄することになった不用品を、自治体のルールに従って正しく処分します。可燃ゴミや粗大ゴミとして処分できないものは、不用品回収業者へ回収を依頼したり、リサイクルに回したりすることも可能です。

また遺品の供養で悩まれた場合は遺品整理士が供養できる施設を紹介してくれるので、菩提寺がない方も処分に悩むことはありません。

3.遺品整理士認定協会とは?

遺品整理業者の大体の仕事内容を解説したところで、次に遺品整理士認定協会について解説させていただきます。

平成22年に発足した一般社団法人遺品整理認定協会は、平成29年時点では20,000人超の会員と950社を超える法人会員を擁する民間団体です。優れた遺品整理しの要請を事業の目的とし、毎年3,000人弱の遺品整理士を輩出しています。

3-1.千歳にある遺品整理士認定協会の活動

遺品整理士認定協会は、遺認定試験を実施しモラルの低下を是正することを理念としています。

通信講座や全国での遺品整理業者向けの開業セミナー(経験豊富な遺品整理業者を講師にしたセミナー、体験ができる現場セミナー)なども運営。質と技術を高めるための指導とサポートを行っています。

3-2.悪質業者が増えないように生まれた協会

急増した業者の中には、遺品を不法投棄したり、法外な処分料金を請求したりする悪質な業者も増えています。

協会では運営理念である「業界の健全育成」のために大学教授や環境省などと連携し、そういった悪徳業者についての実態調査や研究協力も行い、是正に努めているのです。

3-3.会費や評判

一般的に少々馴染みのない団体ですが、遺品整理士認定協会はリサイクル業者などの間では有名な団体です。遺品整理業界はさまざまな業界からの参入も相次いでいます。

遺品整理業者として廃棄物処理の法令から、経営ノウハウ、営業や集客、成約率を上げるためのお客様への接客方法についてまで学べるため、講座やセミナーは非常に人気があるのです。

協会の姿勢に胸を動かされる加盟業者も多いようですが、環境省と連携して違法な不用品回収業者・無許可業者の情報共有も行っているため、そういった業者からは敵視されることもあります。

4.遺品整理士認定協会が誕生したメリット

具体的に遺品整理士の資格はどのような流れで取得できるのか、またどんなメリットがあるのか解説します。

4-1.資格を取得は安心の証明

遺品整理業に関する法整備は整っておらず、不要品を不法に投棄したり、不当に高額な料金を請求したりする悪徳な業者が存在しているのが現状です。
ですが、善良な遺品整理業者も数多く存在。善良な遺品整理業者からしたら、たまったものではありません。

こういったモラルの低下を是正することを目的として、遺品整理士の資格制度がはじまりました。

4-1-1.資格取得方法

遺品整理士の資格は2011年につくられた比較的新しい資格ですが、徐々に人気を高め、年々資格取得者数は増加しています。まだ知名度は高くありませんが、これから需要が増すであろう資格です。
ここでは、遺品整理士の資格を取得するまでの流れを説明していきます。

1.講座の申し込みをする
申し込み方法は遺品整理士認定協会へ直接電話するか、インターネットからの遺品整理士養成講座の申し込みとなります。受講資格は特にないため、誰にでも受講が可能です。期間は約2カ月。

2.受講を開始する
申し込み手続きが完了すると、教本や資料集、問題集やDVDが届きます。受講期間を延長したい場合は、遺品整理士認定協会へ連絡すると無料で受講期間を延長してくれます。

3.課題レポートを提出する
講座の受講を終えたら、課題レポートを提出します。レポートは郵送、もしくはインターネットでの提出が可能。このレポートにより、合否が決定。提出してから約2カ月ほどで合否通知が出ます。

4-2.優良事業所・優良企業が一目でわかる

遺品整理士認定協会の公式サイトには「遺品整理士」資格の認定を受け、“ 遺品整理業界の健全化 ”に取り組んで 適正業務を行う、協会会員が在籍する「優良企業」 が紹介されています。
法規制を守り、遺品整理業務を行っている企業リストなので、遺族の方は安心して依頼できる優良企業です。相談の際に参考にすると良いでしょう。

また協会では、料金費用の問い合せや、一覧企業へのご依頼取り次ぎなども行ってくれています。遺品整理の依頼に関して不明点などある方は、まずは協会に問い合わせるのもひとつの方法です。

「遺品整理士認定協会の誕生で安心して遺品整理を」

いかがでしたか?遺品整理士資格の取得方法、さらに遺品整理士が求められている理由と、遺品整理士認定協会の設立の背景も合わせてお分かりいただけたでしょうか。
悪徳業者の是正も率先して行っている業界なので、業者選びの際にはまずは遺品整理認定協会への所属はあるか、遺品整理士の資格を持っているかという点に注目すればリスク回避ができます。
資格と協会認定をひとつの基準として安心して遺品整理を行っていきましょう。

  • 高齢化社会により「遺品整理」の需要が高まっている
  • 増加した悪徳業者によるモラル低下を是正するため、遺品整理士業界が設立
  • 資格取得には2ヶ月間の講座受講と課題レポートの提出が必要
  • 協会ホームページより遺品整理の優良認定企業が検索できる

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