大阪市大正区の遺品整理はリメンバーズにお任せ下さい

大正区は、大阪市の南西に位置し、区全体が運河に囲まれた島状の地形となっています。臨海工業地帯として発展しましたが、陸路の交通機関があまり発達せず、河川を往来する小船と、西側の木津川や東側の尻無川の渡し船が主な交通手段でした。現在でもJR環状線と大阪市営地下鉄の駅が大正区北側にあるのみで、市バスと渡し船が重要な交通機関となっています。市バスは、早朝から深夜まで比較的運行頻度が高く、昼間でもあまり待たずに乗れます。大阪市内に現存する渡し船は「甚兵衛渡船場」「落合上渡船場 」「落合下渡船場」「千本松渡船場」「千歳渡船場 」「船町渡船場」「木津川渡船場」「天保山渡船場」の8か所で、天保山渡船場を除く7つの渡し船が大正区で乗る事ができ、近代都市の風物詩となっています。渡し船の乗船は無料で、自転車も利用できます。大正区の人口は平成29年12月末現在64,340人。うち65歳以上が20,030人と全体の31.1%を占めています。大正初期以来沖縄県からの移住者が多かったため、沖縄料理や沖縄食材を扱う店、沖縄伝統芸能等の教室が多く、「リトル沖縄」とも呼ばれ、大阪府内外から大正区に「沖縄」を求めて訪れる人がいます。

大正区には、木津川飛行場がありました。木津川飛行場は約39万平方メートルの規模飛行場で、大正12年（1923年）に 水上、陸上の両機能を備えた民間の拠点空港として開港されました。昭和14年（1939年）には、年間発着回数8800回、年間旅客1万人を数え、キャパシティを越えたため、陸上機能を現在の大阪国際空港である大阪第二飛行場に移転されました。水上機能はしばらく残りましたが後に廃港。廃港後もしばらく格納庫などは残り、暁部隊が駐屯するなどしていましたが、空襲で全て灰燼に帰してしまいました。現在は新木津川大橋のたもとの石碑のみが残され、往時を語っています。 大正区南恩加島にあった大阪俘虜収容所は、第一次世界大戦時の大正3年（1914）ドイツ陸軍の捕虜を収容するため建てられ、大正6年（1917）に閉鎖されるまで、760名のドイツ陸軍の捕虜を収容していました。捕虜に対する扱いは、朝夕二回の点呼以外に労働は特になく、演劇、音楽、スポーツなどを楽しんだという記録が残っています。開放後も日本に永住を希望し留まった者も少なからず、神戸のバウムクーヘン製造で有名な、カール・ユーハイムさんもその一人だと言われています。