孫に来て欲しいからゴミ屋敷をなんとかしてほしい
「どうしても孫に遊びに来て欲しいんです」
そうお電話いただいたのは、70代の女性でした。
お子様はみんな独立し、ご主人様が3年前に亡くなってからは4LDKの家で一人暮らしをしているというご依頼主様。
年々身体を動かすことが億劫になり、お掃除もできなくなってきたそうです。
そんな中、昨年末に久しぶりに帰ってきた娘さんと荒れ果てた部屋のことで口論となり、「片付けてキレイにするまで帰ってこない」と宣言されたそうです。
お伺いしてみると、ゴミを溜め込んでいるというより古いモノが捨てられずに置いたままになっているという感じでした。部屋がたくさんあるとどうしてもモノが溜まってしまうんですよね。
そしてご自身でもおっしゃられていた通り、普段の掃除ができていないため、正直衛生的とは言えない状態でした。
「孫が安心して遊びに来られる家にしたい」
というのがご依頼主様のご希望です。
後日、ご依頼主様立会いのもと、溢れかえっていたモノを仕分けし、処分していきました。
モノで生活の動線が悪くなっていると、普段のお掃除が億劫になりますので、高齢の女性でもお掃除が楽にできるよう、生活の動線も確保しました。
全ての作業が終了後、娘さんにLINEでお部屋の写真を送信しました。
娘さんからはすぐに返事があり、「夏休みには子供たちと一緒に帰省する」と書いてあったと、とても嬉しそうにお話してくださいました。
さらに、「夏休みまで1ヶ月強ありますが、孫に会えると思うとお掃除もがんばれそうです」ともおっしゃられていました。
親子関係の修復に一役買えたのかな?と嬉しく思いました。