遺品整理人ブログ

遺品整理の仕事現場のお話や遺品整理業者が日々感じていることなどをご紹介します。

隣の部屋のおじいさんが孤独死しました~お線香の効果~

先日、アパートの隣人が孤独死されて、腐乱臭が自分の部屋まで入ってきてたまらなかった、という話を知人から聞きました。お洋服や家具にまでその臭いがついてしまって、未だにとれないというのです。

死体は、温度や湿度などによっても異なりますが、夏は死後2日、冬は4日程で融解しはじめ、それが腐敗の始まりとなります。においはその後徐々に強くなり、死後1週間~3週間たつと、とても強い腐敗臭がするようになります。

それほどひどい死臭がするというのは、発見がかなり遅れたのだと想像ができます。
通常、お部屋で孤独死された場合、ご遺体が運び出されてから、ご遺族による遺品整理となるわけですが、悲惨な状態のお部屋は片付け前に汚れと臭いを除去するため、特殊清掃を行います。ウジやハエ、腐敗した遺体から溶けだした体液の現場は凄まじいものがあります。こういった現場は必ずプロの清掃に依頼します。
ベッドの上で亡くなられた場合、体液はベッドマットを浸み出して床までも汚染されます。そうなってしまうと、床は拭き掃除だけでは汚れも臭いも除去できず、そういった場合は、フローリングを剥がすという段階にあります。
いくら臭いの原因を取り払っても、やはり臭いは残ります。そんな時にはオゾン脱臭の装置を稼働させます。オゾンによる脱臭は、悪臭を他の臭いで包み込み、ごまかしているだけの芳香剤とは違い、悪臭の素をオゾンで分解するため、高い効果が得られるのです。
事故物件となった賃貸物件は、ここまでしてからリフォームを行い、次の借り手をみつけるのです。

隣人が孤独死、このような状況に遭遇することはあまりないとは思いますし、そう願いたいですが、もしお隣の部屋からの臭いでお困りでしたら、お香を燃やしてみてはどうでしょう。
お葬式や法事、お墓で使う線香は、もともとは死臭を消したり少なくするのが目的でした。
ですので、部屋を閉め切ってお香を焚くことで、イヤなにおいが軽減するでしょう。

今は、お線香も様々な香りのものが出ています。お気に入りのお香で、イヤなにおいを消すとともに、気分もリフレッシュできると思いますよ。

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