認知症の症状が出た父親と同居のための生前整理
先日は成人の日でした。2020年に新成人になった方は、昨年より3万人減の122万人だそうです。
新成人のこれからのご活躍を心よりお祈り申し上げます。
今回は、都島区で生前整理のお仕事をおこなってきました。
お一人暮らしをされているお父さまに認知症の症状が出てきたため、長女であるご依頼主様家族と同居されるとのことで、お父さまがお住まいの家の片付けのご依頼でした。片付けたあとは、賃貸に出されるということでした。
作業当日は、ご依頼主さまとお父さまが立ち会われました。
必要な電化製品や家財道具は新居へ運び出しているので、残っているものは基本的に全て処分してほしいとのことでした。
部屋数も多く、各部屋には年季の入った大型の家電や家具などが多くあり、搬出作業に時間を費やしましたが、予定時間よりも早めに作業を終えることができました。
作業中ご依頼主さまが、「父は自宅で最後まで過ごしたかったようで、当初は私の家にくるのを渋っていましたが、自分でも体の衰えを感じてきたのか最終的には納得してくれました。頑固な父が同居を納得してくれたのは嬉しい反面、さみしい気持ちにもなりました。」と目にうっすら涙を浮かべながらお話してくださいました。
作業終了後には、お父さまから「ひとつひとつ丁寧に確認していただきながら作業を進めていただき感謝の気持ちでいっぱいです。愛着のあるものなどは、処分するものでも、丁寧に取り扱ってくれると嬉しいものですね。」とのお声をいただきました。
ご依頼主様もお父様も、荷物の整理作業をしながら心の整理をされていたのですね。
新たな生活が幸せであることを願うばかりです。