孤独死をされたゴミ屋敷の片付け
7月1日からレジ袋(プラスチック製の買い物袋)が有料化になります。
私たちの仕事では、ゴミ屋敷の現場などで山積みになったレジ袋をよく目にします。今まで、何気なく使っていたレジ袋が有料になることで、日々の暮らしの中でもエコについて考えるいいい機会になるかもしれませんね。
今回は、大阪市生野区で孤独死をされたアパートの遺品整理でした。
ご親族の方が遠方にお住まいだったため、不動産会社の方から鍵をお借りして作業をスタートしました。
ご遺体の発見が早かったようで死臭は無かったのですが、お部屋がゴミ屋敷状態になっていて、尿などの排泄物の臭いが鼻をつきました。ご高齢で体が自由に動かすことができなくなってきたことから、セルフネグレクトになったのではないかと推測します。
玄関口には、読んでいない新聞が山積みになっていて、部屋には、コンビニやスーパーのお弁当・惣菜の空容器、高アルコールチューハイの空き缶が散乱していました。それらのゴミを袋にまとめて搬出してから、家具や家電など大型の家財道具を搬出しました。荷物が無くなった状態で、排泄物などの臭いを取るため、脱臭・消毒の処理をおこない、作業を完了しました。
セルフネグレクトは、独居の高齢者の増加とともに大きな問題になっています。社会全体がこの問題とどうやって向き合っていくかきちんと考え、取り組まなければいけないのではないでしょうか。