放りっぱなしだった実家を片付けたい
新型コロナウイルスの影響から、ICTを活用した時間や場所にとらわれない働き方『テレワーク』が推奨されたり、またビデオ会議システムが注目されたりしています。この事態を機に、今後も働き方に様々な変化が起きていくかも知れませんね。
先日、大阪市西淀川区で遺品整理をおこなってきました。
7年前にお父さまが他界され、昨年にはお母さまも亡くなられたそうでが、家は誰も住んでいない状態で放りっぱなしの状況。今年になり、取り壊して新居を建てるということが決まったとのことで、ご実家を片付けてほしいとのご依頼をいただきました。
ご依頼主さま立ち会いのもと作業がスタートしましたが、作業中は、ご依頼主さまに代わって奥さまがずっと立ち会ってくださいました。
すべての作業が終了した頃にご依頼主さまが戻ってこられ、「この家は、自分が生まれ育った場所ですので思い出がたくさん詰まっていて、片付けの現場を見ていると、なんだか寂しくて、辛くなってきたので妻に代わりに立ち会ってくれるよう頼んだんです。」と現場を離れられた理由を話してくださいました。
ご両親が他界されてもなかなか片付けができなかったのはそういった思いがあったからなんですね。
今の先家を取り壊しても、家への思い、ご両親への思いは心の中でずっと生き続けることでしょう。