遺品整理で疎遠になっていたお父様への恩返し
大阪市住之江区の1LDKマンションで遺品整理を行いました。
ひとり暮らしをされていた70代の男性がお亡くなりになり、神戸にお住いの息子さまからのご依頼でした。
お父さまは、5年前にお母さま(奥さま)をご病気で亡くされた後、住之江区のマンションにお一人でお住まいでした。ご依頼主さまとお父さまとは、20年以上前から疎遠気味だったようで、今回お父さまがお亡くなりになってから初めてマンションに足を運ばれたそうです。
もう少しお父さまと会っておけばよかったという後悔の思いと、せめて最後はきちんとしてあげたいとの思いから、今回のご依頼に至ったとのことです。
お父さまは本がお好きだったようで、そう広くない部屋の大半が本で埋まっていました。どの本もきれいに保管されていたので、買取をさせていただくことになりました。
大きな家財道具は本棚以外には特になかったため、運び出し作業はそれほど困難ではありませんでした。
書籍類を整理している際に、ご依頼者さまが幼いころのアルバムや亡くなられた奥さまとの写真なども見つかり、貴重品だけでなくご依頼者さまの大切な思い出も一緒に見つけることができました。
今回見つかった貴重品やアルバムなどについてはそのままご依頼者さまがお持ち帰りになるとのことでしたので、その場でお渡しさせていただきました。
作業終了後、「父はみなさまによくしていただき、幸せな最後だったとわかり安心しました。私も最後に恩返しができてよかったです。」とおっしゃられていたご依頼主さま。そのお気持ちはきっとお父様にも届いていることでしょう。