実家売却のための片付け
先月急死したサッカー元アルゼンチン代表のディエゴ・マラドーナ氏の約94億円にもおよぶ相続争いが、実子たちに加えて隠し子たちも参戦するなど、泥沼化になりつつあるそうです。
マラドーナ氏のように高額な資産がなくても、相続トラブルが起こらないように、一般のご家庭でも遺言状の作成など、事前に対応しておくことが、残された親族が円満に故人を偲ぶためになるのではないでしょうか。
今回は、大阪市東淀川区で遺品整理のご依頼でした。
お父さまが亡くなられ、誰も住んでいない自宅を売却するために片付けをしてほしいとのことでした。
四十九日法要が終わり、形見分けなども終わった後、兄弟4人で遺産相続のことで話し合いになった結果、売却することに至ったそうです。
「家にあるものはすべて処分してください」とのことで、ご依頼主であるご長男さま立ち合いの元、作業をはじめました。
5LDKの間取りで荷物が多いお宅でした。
各部屋それぞれにタンスや衣装ケースがあり、中には大量の衣類がありました。また、豪華な応接セットや大人数用のダイニングセットをはじめとした家具類もあり、順次搬出・処分いたしました。
最後は、荷物がすべて無くなった状態を確認していただき作業を完了しました。
「ありがとうございました。自分たちが育った家なので、売却はしたくないのですが、相続問題で兄弟で意見が別れてしまい売却せざる状況になってしまって本当に残念です。」と話されていたのが印象的でした。
お父さまも、お子さま達が遺産相続で争われることを望んではいらっしゃらないでしょう。ご実家を売却し、相続問題が円満解決されることを願っています。