交通事故で亡くなられた息子さんの遺品整理
先日、大阪市住吉区で遺品整理のご依頼をいただきました。
インターネットでリメンバーズを見つけられ、お電話をいただきました。
「先日、息子が交通事故で亡くなり、その息子が一人暮らしをしていたマンションを片付けてほしい。」との内容でした。
現場は、1LDKのマンションでした。
ご依頼主であるお母さま立ち会いの元、作業をスタートしました。
部屋は、比較的綺麗に片付いていました。
思い出の品や貴重品などはご実家の和歌山へ宅急便で送られるとのことでした。
衣類や家具、家電など家財道具を搬出していきました。雑誌や漫画もたくさんあり、漫画は買い取りをさせていただきました。
荷物も多くなかったので、比較的短時間で作業を終了することができました。
お母さまは、終始毅然とした態度を装っていましたが、息子さんの突然の死で憔悴しきっているように感じられました。
和歌山で母ひとり子ひとりで生活をされていたそうなのですが、就職が決まった2年前から大阪へ出てきて一人暮らしをされていたのだそうです。
「こんなことになるなら、大阪へ行かせなければよかったです。マンションの契約の問題で、早急に片付けなければならなかったですが、本当は、もう少しの間このまま置いておきたかったです。部屋は綺麗に片付けていただきましたが、私の心の生理はまだまだです。」
と何も無くなった部屋を見つめながら、目にうっすら涙を浮かべながら話してくださいました。
息子さんのご冥福を心よりお祈りいたします。