外観からもゴミ屋敷とひと目でわかるお宅の片付け
少し前の話になりますが、大阪市住吉区でごみ屋敷になっている一軒家の片づけをおこなってきました。
現場のごみ屋敷は、ご近所からも苦情がきていたそうですが、改善は一切されなかったそうです。
住人の方が長期入院となったことをきっかけに、ご親戚の方から片付けてほしいとのご依頼でした。
当日は、ご親戚の方から鍵をお借りして作業をスタートしました。
玄関周りやエントランスにも、住人が拾ってきたガラクタなどのゴミが山積みになっており、外からでもごみ屋敷とすぐにわかりました。
扉を開けると悪臭が漂ってきました。腐敗臭とともに、野良猫が住み着いているようで、猫の糞尿の臭いが鼻を刺しました。
まずは、通路を確保するため、玄関からリビング、キッチンまでの廊下のゴミを撤去していきました。
家全体が酷い状態でしたが、一番酷かったのがリビングでした。
缶、ペットボトル、お弁当や総菜、カップラーメンの容器、その他お菓子の袋などと糞尿が入り混じった状態で、虫も発生していました。
ゴミを分別をしながら、ゴミ袋へとまとめていき搬出をしていきました。
その後、キッチン、ダイニングのゴミを搬出しました。家具、家電は汚れが酷く、リサイクルは難しかったので処分をしました。
トイレ、洗面所、お風呂場は、ゴミを無理やり突っ込んでいる状態で、とても使用できる状態ではありませんでした。それらのゴミも順に搬出をしていきました。
住人の方は、ほぼ1階のみで生活をしていたようで、2階は比較的ゴミが少ない状態でした。
片付け途中で、部屋のいたるところから、お札や小銭、封筒に入ったお札が出てきました。これらは、作業後に確認にこられたご親戚の方にお渡ししました。
ご親戚の方は、綺麗になった部屋を見て大変喜んでおられました。住人の方が、この家に戻ってこられるのはだいぶ先になりそうだとのことですが、元気になられ無事に戻ってこられることを願っております。