シネマライブラリーを作っていた奥様
雨と晴れとが交互の天候で、身体がだるく、気持ちもどんよりしがちですね。脱水症状になりやすい季節、水分をしっかりとって休息も大切にしましょう。
今回は、映画好きの趣味が高じて自宅にシネマライブラリーを作られていた奥様の遺品整理のお仕事でした。奥様はお散歩中に転ばれて腰を強く打ったことがきっかけで、2年前の秋に78歳で亡くなられました。一人残された旦那様からのご依頼でした。
奥様が作られたシネマライブラリーには、映画のパンフレットをはじめ、映画のDVD、映画鑑賞のチケット、映画館のメンバーシップカード、映画館のポイントカードなど細かいものもありました。また、映画のポスター、映画雑誌など、色々とコレクションもされていました。さらに、ワイドプロジェクターで映画を投影して鑑賞することができるシネマルームも備えられていました。
とにかく暇があれば映画を観に行かれていたそうです。ご主人もよく一緒に行かれたそうですが、釣りに行かれる時は奥様一人で映画館に行かれたそうです。
「この部屋は妻の想いがたくさん詰まっているので、できればこのままにしておきたかった。この家は売却し、私は息子夫婦の家で住むことになるので、映画のパンフレットなど少し手元に残し、全て処分することにしました」とご主人がきっぱりと言われました。奥様の想い出そのものとの言えるシネマライブラリーとお別れするのに、色々と心の葛藤があったことでしょう。
作業は、ご主人のご指示で片付けていきました。古い映写機やムービーカメラ、ポスターなど、色々なものがありました。ご主人のお気持ちを考えて、映画関連の小物やポスターも、丁寧を心掛けて片付けました。
すべての片付けが終わり、各お部屋は物のない空間になりました。ご主人は数十冊の映画のパンフレットを手にされ、シネマライブラリーだったお部屋をしみじみと眺めておられました。きっと奥様のお姿を思い浮かべておられたのでしょう。
リメンバーズでは、大切なご家族を亡くされた遺品整理をさせていただいています。物だけでなく心の整理をされる大切な時間になりますので、真心を込めて作業にあたっております。
遺品整理にお困りの方は、まずはご相談ください。