孤独死現場の清掃と遺品整理
朝晩は凌ぎやすくなりましたが、日中はまだ暑い日が続きますね。
振り返ると、今年は猛暑の影響が顕著に出た夏だったといえます。
毎年同じように、夏が来ると取り上げられる「熱中症」の話題。
水分補給をしましょう。塩分も取りましょう。エアコンで室温管理をしましょう。
高齢者は暑さを感じないから、エアコンがあってもつけません。熱中症の危険を話してあげ、エアコンを使うように、周囲の人が気にかけてあげましょう...
にもかかわらず、熱中症が原因で孤独死された高齢者は後を絶ちませんでした。
締め切った部屋、そこにはエアコンがあるのに使っていなかった、そしてご遺体の発見までに時間を要していた、夏の孤独死の共通項です。毎年こうした悲劇は繰り返されています。
先日は、遠方から来られた親戚の方から鍵をお預かりして、西宮市にあるお部屋の清掃に行ってきました。
キッチン手前の床の上で亡くなられて1カ月余りが経過していたそうです。お布団やベッド、畳の上で亡くなられると、血液や体液で人型が確認できます。今回はフローリングの上ということで、その状態によっては床材を剥がす作業にまで至ります。血液は凝固するので水を使います。何度も洗浄とふき取りを繰り返します。体液は粘性で油分ですので洗剤は弱アルカリ性を使用します。時間をかけて丁寧にしっかり拭き取ることで、体液痕はきれいに除去できました。
この日は清掃とオゾン脱臭装置を稼働させ、部屋を出ました。後日、ご遺品の片付けに入ります。
孤独死現場や事件現場の清掃は、普通のお掃除屋さんでは対応しきれません。こういった特殊清掃は専門の業者にご依頼ください。リメンバーズは、どんな状態の現場であっても、きっちりと原状回復致します。
Before
After