ワンルームマンションで自殺したお子さんの部屋を遺品整理
亡くなられた息子さんの遺品整理を、ご両親からご依頼いただきました。
30歳を迎えられたばかりの息子さんが一人暮らしをしていたワンルームマンションで自殺をされたとのことでした。
マンションへお伺いすると、早すぎる息子さんの突然の死に、ご両親は憔悴しきっていました。
息子さんは、几帳面な性格だったのでしょう。部屋は綺麗に整理整頓がされていました。趣味のものも多く、おしゃれな家具やインテリアなどを見る限りでは充実した日々を送ってこられていたように感じました。
遺品一つ一つをご両親にご確認していただきながら整理を進めさせていただきました。遺品を惜しむように見ておられるご両親が印象的でした。
マンション室内での自殺でしたので、ご遺体があった場所には腐敗体液の後もあり、特殊清掃もおこなわせていただきました。比較的早い段階でご遺体を発見されたようで、洗浄して臭いの原因部分を清掃、その後除菌処理をおこない、臭いは無くなりました。
ご両親からは、「私たちだけでは心の整理がついていない状態で、遺品の整理なんて到底できませんでした。一つ一つ確認していただきながら整理していただけたことで、少しは心のけじめをつけることができました。」とおっしゃっていただけました。
突然の死で大切な人を亡くされてしまった方々の気持ちに少しでも寄り添えるように遺品整理をおこなうよう、改めて誓ったご依頼でもありました。