中央区・40代女性の孤独死現場の特殊清掃
夏が近づくにつれ、お中元をどうしようかということが頭の中を占領します。
送る人の顔を思い浮かべ、何にしようかと考える時間も楽しいものです。
さて、マンションの管理会社の方から、特殊清掃のご依頼をいただきました。
亡くなっていたのは、40代の女性。死後1ヶ月が経過していたそうです。
女性はお風呂場で亡くなっていたそうです。ヒートショック死だったのでしょう。
水が抜けて空になっていた浴室は強烈なにおいを放っていました。
ご遺族さまである女性のお母様は80代で、認知症を患って施設に入られているとのことでしたので、遺品のほとんどはゴミとして処分することになりました。
孤独死はもはや高齢者に限った問題ではなくなっています。
40代50代という現役世代は、仕事に追われるあまりセルフネグレクトに陥り、食生活もなおざりになって孤独死するケースが多いといいます。
今回ご依頼いただいた女性の部屋も、冷蔵庫は空っぽで大量のカップラーメンがダンボールに入っていました。まさしくセルフネグレクトに陥っていたのでしょう。
今回のケースは特別なことではなく、仕事に没頭するあまり、このような状態へと落ち込んでしまうことは、誰にもありえることだということを改めて感じさせられました。