息子さんの近くへ引っ越すための生前整理
もうすぐ3月。3月といえば雛祭りですね。雛祭りに供えられる節句菓子のひとつ「雛あられ」には、大きく分けて4色と3色のものがあり、それぞれに意味があるそうです。4色は、桃色、緑色、黄色、白色で四季を表し、年間を通して娘が幸せに過ごせるようにと願いが込められていると言われ、3色は、桃色、緑色、白色で生命、雪、木々の芽を表し、3つの大きなエネルギーを取り入れ、健やかに成長できるように願いが込められていると言われているそうです。今年はそういう意味も考えて雛あられを選んでみたいと思います。
先日、大阪市港区で生前整理のご依頼をいただき、作業をおこなってきました。
ご主人が亡くなられ、一軒家で一人暮らしをされているというご婦人からのご依頼でした。
年々体も弱ってきて、一人での生活が不安になってきたので、三田市に住む息子さんご家族の近くに引っ越されるということで、今の一軒家を片付けてほしいとのことでした。
引っ越し先のマンションは狭いので、大型の家具やタンスなどは処分したいとのご希望でしたが、ご依頼主さまは着物が大好きだそうで、着物箪笥だけは新居へ持っていかれるとのことでした。
大型の家財道具が多かったのですが、ご自宅の敷地が広く玄関前にトラックを止めることができ、搬出作業はスムーズにおこなうことができました。新居へ持って行かれるもの以外はすべて搬出して作業を終了しました。
作業中、ご依頼主さまが思い出の品を手に取られ、目にうっすら涙を浮かべながら懐かしんでおられたのが印象的でした。
新居は息子さんご家族の近くのため、お孫さんとの時間も今より多くなるでしょう。
女の子のお孫さんもいらっしゃるとのことですので、一緒にお雛祭りのお祝いもできるかもしれませんね。新たな生活がご依頼主さまにとって幸せなものになりますように。