体液が床中に染み付いてしまった現場の特殊清掃
2016年に発生した熊本地震から4月14日で4年目を迎え、現在も3000名以上の方々が仮住まいを余儀なくされているそうです。1日も早い被災者の方々の生活再建を心より願っております。
先日、不動産会社さまからの依頼で、大阪市旭区にある1LDKのマンションの特殊清掃をおこなってきました。住人の方は孤独死をされ、かなりの時間が経過してから発見されたそうです。
不動産会社様の立会いの元、作業をスタートしました。
部屋に入ると、床のあらゆるところに体液が染み付いていました。
担当者に聞くと、事前に、遠方にお住いのご家族の方が来られて、貴重品や大事な荷物を持ち帰られたそうで、その際に、床に溜まっていた体液を踏んでしまったとのことでした。
まずは、部屋にあるすべての家財道具を搬出しました。そして、消臭作業へと移りました。部屋中の床に体液が付着しているので、ほとんどすべてのフローリング材を剥がし、悪臭を元から取り除きました。その後、オゾン脱臭装置を使って消毒・脱臭をおこないました。
すべての作業が終了して、不動産会社さまの担当者様に確認していただいた際、臭いがほぼ完璧に消えていることに驚かれていました。
今回の現場のように、体液を踏んでしまった足でそのまま歩いたり、また触れてしまった手で様々なものを触ってしまったりすると、臭いが余計に広がってしまします。滅多にあるケースではないですが、もしご遺体跡の体液が染み付いている場所へ近づくことがある時は、十分に気をつけるようにしてください。