我が子のように可愛がってくれた叔父宅の遺品整理
日本政府が新型コロナウイルスの感染拡大を受けた緊急事態宣言の対象を全国へと広げました。
宣言の期限である5月6日までに感染拡大が収まり、少しでも早く日常の生活が取り戻せるよう願うばかりです。
少し以前の話ですが、「八尾にある、先日に亡くなった叔父の部屋を片付けてほしいのですが・・・」と電話でご依頼をお受けしました。
アパートの賃貸契約の兼ね合いで、早急に明け渡したいとのことだったので、翌日には見積もりにお伺いし、そのまま作業をおこなうことになりました。
部屋は荷物が少なく、片付いていました。立ち会いのご依頼主さまが「たぶん叔父は、自分の体の状態をある程度分かっていたんじゃないかと思います。それで迷惑をかけないように、事前に整理をしていたんでしょうね。叔父らしいです。」と話をされていました。
片付けをしている途中で、通帳と封筒に入った現金が出てきましたので、ご依頼主さまにお渡ししました。
何もなくなった状態の部屋を眺めながらご依頼主様が「叔父は生涯独身だったので、私のことを我が子のように可愛がってくれました。もっと頻繁に顔を出しとけば良かったです。後悔しています。」とうっすら目に涙を浮かべられていたのがとても印象的でした。
こうやって責任を持って最後のお片づけされたこと、叔父さまはきっと喜んでおられると思います。