ゴミ屋敷になっている息子の部屋を片付けてほしい
外出自粛の影響を受けて、オンラインショップの利用が急増し、買い物の仕方に変化が起きています。コロナ収束後も、人々の消費行動が大きく変わっていくのではないでしょうか。
少し前ですが、70代のご夫婦からのご依頼で、「息子が住むマンションの部屋がゴミ屋敷になっているので、片付けてほしい」とのご依頼をお受けしました。
40代の息子さんは、4年前に会社が倒産してから引きこもり状態の生活を送っていたそうです。貯金もなくなり、家賃の支払いも困難になってきたため、一旦実家へ戻り、社会復帰のために生活を立て直すことを決められたそうです。
1Kの部屋は、一歩入ると汗や体臭、食べ物の腐った臭いが入り混じり鼻を刺し、コンビニ弁当やカップ麺の容器、空のペットボトル、ネットショップのダンボール箱が散乱している状態でした。また、漫画やアニメのDVD、ゲームソフトも山積みになっていました。
必要なものはダンボール箱へと詰めてき、ゴミは分別して袋に詰め、部屋にまとめておいてから、マンションの住人に迷惑にならないように後で一気に搬出しました。ひと通りゴミを搬出し終えた後、トイレ、お風呂など水まわりの清掃をおこない、確認をしていただき作業を終了しました。
作業後、お話を伺っていると、息子さんの以前の職場は、超ブラック企業だったそうで、倒産後、無理をしていた反動で病んでしまい、引きこもるようになったそうです。
息子さんがリセットして社会に復帰できることを陰ながら応援しています。