故人の愛猫が見守る中で孤独死現場の片付け
先日、遺品整理のご依頼を承り富田林市へ行ってきました。
「父親が亡くなったので、家を片付けてほしい。できれば直ぐに作業をしてほしい。」とのご依頼だったので、見積もり後そのまま作業ができるように準備をして現場へ向かいました。
お父様は一人暮らしで、お部屋で亡くなっていたそうです。
ご依頼主様が近所に住んでおり、頻繁に様子を見にきていたためご遺体の発見は早く、特殊清掃の必要はありませんでした。
家財道具はすべて処分して欲しいとのご要望でした。荷物の量は多くなかったのですが、現場の周辺にトラックを止めるスペースが無く、少し離れた駐車スペースまで台車と手作業で搬出をおこなわなければなりませんでした。
お父さまが飼っておられたという猫ちゃんが部屋の片隅で、どこか不安で寂しげな表情でずっと作業を見ていました。飼い主が亡くなられていることもわかっているようでした。
全ての搬出作業を終え、ご依頼主さまに確認をいただき完了しました。
ちなみに猫ちゃんは、ご依頼主さまのお宅で飼われるそうで、現場から帰る際のご挨拶時、ご依頼主さまの腕の中にいる猫ちゃんは、安心した表情でこちらを見ていました。
保護した犬や猫の里親を探す活動をしている団体なども、新型コロナウイルスの影響で譲渡会の自粛を余儀なくされています。そんな中でも一部の方々は、ネットを通して里親募集を呼びかけるオンライン譲渡会をおこない、話題になっているそうです。