セルフネグレクトがきっかけでゴミ屋敷となった部屋の片付け
門真市でゴミ屋敷になっている一軒家を片付けてきました。
現場は昔ながらの住宅街にありました。外観からは、ゴミ屋敷とわからない様子でしたが、玄関周りには、拾ってきたと思われるビニール傘が大量に並べられていました。
家の中に一歩入ると、食べ物などの腐敗した臭いがしました。
一階のリビングダイニングとそこに繋がった和室には、食べ残し、飲み残しの容器が散乱していました。また、猫やネズミの糞があり、ゴキブリも発生していました。
トイレ、お風呂場も汚れが酷く、浴槽には茶色の水が溜まった状態で異臭を放っていました。
まずは、ゴミを分別しながら袋へまとめていきました。ゴミがなくなってくると、フローリングや畳が見えてきましたが、畳にはゴミの汁が染み込んでしまって腐敗していたので、ご依頼主さまのご指示で処分をしました。
二階はすべての部屋が綺麗な状態で、一階の片付けが終わった段階で作業を終了しました。
今回の現場は、住人の方が、足腰が悪くなったことがきっかけで、片付ける気力を失い、最終的にセルフネグレクトになってしまったようでした。
本来は、そうなる前に行政や専門機関などに相談をするのが大事なのでしょうが、なかなか難しいのが現状です。なんとかして、このような社会の状況や仕組みが変わり、世の中のゴミ屋敷がひとつでも少なくなることを心より願います。