ゴミ屋敷状態になっている孤独死現場の片付け
大阪市住吉区にある不動産会社からの依頼で、孤独死をした部屋の片付けをおこなって参りました。
発見が早かったため遺体は腐敗をしていなかったとのことで、特殊清掃はせず、部屋の片付けのみのご依頼でした。
故人様は、体を壊したのがきっかけでセルフネグレクトに陥り、ゴミ屋敷に近い状態でした。
まずは、ゴミの片付けからスタートしました。
弁当や惣菜の空容器や高アルコールチューハイの空き缶などが散乱し、洗濯前、洗濯後の衣類が山積みになっている状態でした。ゴミを分別しながら袋へまとめて、搬出をしていきました。また、キッチンは食べ残しや洗っていない皿や鍋が山積みになっていたので、こちらも処分をしました。
バス・トイレも汚れがひどい状態でしたが、後日、清掃業者が入るということでしたので、片付けのみをおこないました。ゴミの処理を終えた後、家財道具を搬出していき、空っぽになった部屋を確認していただき作業を終了しました。
今回の故人様のように、病気や怪我などがきっかけでセルフネグレクトに陥るケースは増えています。
セルフネグレクトとは「自己放任」を指し、ゴミ屋敷や動物の多頭飼いによる家屋の不衛生,本人の不潔な状態や医療サービスの拒否など,健康に悪影響を及ぼすような状態になることです。このような状態が進むことで「孤独死」につながることもあります。
少しでも、社会の状況や仕組みが変わり、早期発見・対策ができるようになることを切に願います。