売却前のゴミ屋敷の片付け
京阪電鉄は、大阪、京都にある約半分の駅で、構内、ホームのゴミ箱を撤去する予定ということです。その理由は、家庭ゴミの持ち込みなど、一部のマナー違反によるものだそうです。ゴミというものに対しても今一度考えないといけないでしょうね。
少し前の話ですが、住吉区でゴミ屋敷状態になっている一軒家の片付けをおこなって参りました。
住人の方は病院で亡くなられたそうで、親戚の方からのご依頼でした。
家は売却をするので、家の中にあるものはすべて処分してほしいとのご要望でした。
当日は立会いができないとのことで、鍵をお借りして作業をスタートしました。
外から見た感じでは、ゴミ屋敷には見えませんでしたが、玄関を開けると悪臭が漂ってきました。
住人の方は、猫を飼われていたようで、その糞尿の臭いや、飲食物の腐敗した臭いが入り混じった独特な悪臭でした。
ダイニング、リビングには、カップ麺、コンビニ弁当の食べ残しや空容器、高アルコールチューハイの空き缶や焼酎の特用ペットボトルなどが散乱していました。
寝室には、洗濯した衣類、汚れた衣類が一緒になり、大量のビデオテープが積み上げられていました。
それらすべてを、分別しながら袋へとまとめていき搬出をしていきました。家電類も壊れひどく汚れていたので、すべてを処分しました。
作業を進める中で、貴金属や銀行の封筒に入った現金が出てきたので、作業後ご依頼主さまへとお渡ししました。
すべての搬出を終えた頃、仕事帰りのご依頼主さまが現場に来られ、部屋の確認をしていただき作業を完了しました。
ご依頼主さまの安堵の表情はとても印象的でした。