遺品整理人ブログ

遺品整理の仕事現場のお話や遺品整理業者が日々感じていることなどをご紹介します。

ご両親が亡くなった当時のままだという実家を整理

仙台空港1階ロビーに、誰でも自由に弾くことができる『復興空港ピアノ』が3月12日まで設置されるそうです。ピアノは、10年前の東日本大震災で津波をかぶり、瓦礫の中から蘇ったピアノだそうで、震災のことを思い出すきっかけにという想いが込められているとのことです。

先日、「空き家になっている実家を片付けてほしい」とのご依頼をホームページからご連絡いただきました。

現場は、大阪市住吉区にある2階建の一軒家。
3年前にご両親が亡くなってから、そのままの状態だそうです。
しかし、いつまでもこのままにしておくこともできないので、東京に住む妹さんと相談して、まずは家の中のものを片付けようとなったとのことでした。

2階には、ご依頼主さまが子供の頃に使っていたであろう、勉強机や二段ベット、本棚などがありました。

1階には、応接セットやダイニングセットなどの大型家具や家電など家財道具一式が当時のままでした。

リビングにあったご依頼主さまが使っていたというピアノは、買い取りをさせていただきました。

また車庫には、壊れた家電や粗大ゴミ、自転車があり、こちらも処分をさせていただきました。

すべての荷物の搬出を終え、確認をしいただき作業を完了しました。

作業当日は、底冷えのする真冬日で、体を動かしていてもなかなか温もりませんでした。
そんな中、休憩中にご依頼主さまが温かい飲み物を差し入れしてくださり、体だけでなく、心も温まる現場でした。

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