ご高齢のご両親から、息子さんの遺品整理のご依頼
米国発の音声によるSNS『Clubhouse』が話題になっています。コロナ禍で人と会う機会が減った今の時代に、ちょうどマッチしたのかもしれません。今後、新たなコミュニケーションのツールとして、またビジネスのツールとして、可能性を秘めているでしょう。
つい先日、朝一番に電話がなり遺品整理のご依頼がありました。
「息子が死んで遺品の片付けができていないので手伝ってほしい」との内容でした。
ご依頼主は高齢のご夫婦でした。50代の息子さんと3人で暮らしていたそうですが、数ヶ月前に病気で亡くなられたそうです。
現場は大阪市阿倍野区にある2階建ての一軒家で、2階の三部屋を息子さんひとりで使われていたそうです。ご両親は高齢で、2階に上がるのもひと苦労。荷物も持てないし、どうしていいものか悩んでいたとのことでした。
ご両親に立ち会っていただき、息子さんの思い出の品など一部を除いて、ほとんど荷物を搬出していきました。
息子さんは音楽が趣味だったようで、真空管のアンプなど珍しいものもあり、高価格にて買い取りをさせていただきました。
作業中に発見した現金や高級時計などは、ご両親へお渡しをしました。
作業後、「息子の荷物は、そのまま置いておこうか悩んだのですが、私たちもこれから先が長くないので、今のうちに片付けておかないと、他人様に迷惑がかかるんでね」と話されていたお父さまのお言葉が印象的でした。