遺品整理人ブログ

遺品整理の仕事現場のお話や遺品整理業者が日々感じていることなどをご紹介します。

30年以上疎遠になっていた父親の遺品整理

先日、遺品整理のご依頼をいただきました。
ご依頼主は故人のお嬢さまでした。

見積もり時にお話を伺うと、ご両親が離婚して故人であるお父さまとは30年以上疎遠になっていたそうです。
しかしお父さまが病気で余命宣告をされた際、身寄りがご依頼主さましかいないとのことで連絡があり、ご依頼主さまが最後を看取られ、喪主を務められたそうです。

現場は、大阪市住吉区にある一軒家でした。
お父さまのご実家で、ご依頼主さまも小さい頃には祖父母に会いに来た記憶がある場所だそうです。

生前整理をされていたようで家の中は綺麗に片付けられており、荷物の少ないお宅でした。お嬢様に迷惑をかけたくないというお父様のお気持ちが伝わってきました。

家は売却されるとのことで、家の中のものは基本的にはすべて処分してくださいとのことでした。

大きな家具、大型家電、衣類や細かな家財道具を分別しながら搬出をしました。作業中に出てきた貴金属や小銭、封筒に入った現金など貴重品はすべてご依頼主さまにお渡ししました。

また、書斎からアルバムが出てきたので、こちらもご依頼主さまにお渡ししました。アルバムには、ご依頼主さまの子どものころの写真が収められており、ご依頼主さまは目にうっすらと涙を浮かべながらアルバムをめくられていました。

作業終了後、「父が亡くなるまでの数ヶ月間は何十年かぶりに一緒にいましたが、もう少し早く父と再会していれば良かったと今は思います。少しですが遺産も残してくれて私のことを考えてくれていたのかと思うと、もっと親孝行してあげたかったです。」と片付いた部屋を見渡しながら、寂しそうな表情で話されていたご依頼主さまが印象的でした。

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