遺品整理人ブログ

遺品整理の仕事現場のお話や遺品整理業者が日々感じていることなどをご紹介します。

ゴミ屋敷状態のアパートの部屋を遺品整理

今回は、ゴミ屋敷状態になっている部屋の遺品整理をおこないました。

故人様は病気がちで体が弱く、セルフネグレクト状態になっており、先日倒れられて救急車で病院に運ばれましたがそのままお亡くなりになったそうです。

ご依頼主さまは近所に住む妹さま。コロナ禍で故人の家に行くのを控えていたそうで、遺品整理と同時にゴミ屋敷状態になっている部屋の片付けもしてほしいとのことでした。

現場は大阪市東淀川区に建つアパートで、3階建ての1階部分、間取りは2DKでした。

玄関をあけるとゴミが山積みになっていて、足の踏み場もありませんでした。
また故人様は猫を飼っていたようで、糞尿の嫌な臭いが鼻をさしました。

まずは、ゴミを分別しながら袋へと詰めて搬出をしていきました。玄関、廊下、ダイニングキッチン、居間、寝室と順にゴミをすべて処理した後、遺品整理にとりかかりました。

冷蔵庫、食器棚、洗濯機、テレビ、こたつなど大きものから順に搬出をしていきました。
それらを運び終えてから、細かな生活用品や衣類などを分別しながら搬出していきました。

作業中、大きな瓶にいっぱいの硬貨や封筒に入った紙幣が出てきたので、ご依頼主さまにお渡ししました。

すべての荷物を搬出し終えた後ご依頼主さまのご要望で、猫の糞尿の臭いをオゾン脱臭装置で、消臭、除菌しました。

「コロナ禍で兄の様子を見に行くのを控えていたのですが、もっと頻繁に来ていたらよかったと後悔しています。兄の飼っていた猫は我が家で面倒をみているのですが、兄の形見だと思って、これから一緒に暮らしていきます」とおっしゃられていました。

ご依頼主さまは、猫ちゃんがなかなか懐いてくれないと悩んでいましたが、早く懐かれるといいですね。

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