遺品整理人ブログ

遺品整理の仕事現場のお話や遺品整理業者が日々感じていることなどをご紹介します。

整理された部屋での書類探し

年末恒例の今年の漢字が選ばれました。東京オリンピックにちなんで「金」だそうです。昨年はコロナ禍で「密」でした。来年こそはハッピーな一文字になるといいですね。

先日、大阪市福島区へ遺品整理のお仕事で伺いました。亡くなられたのはキャリアウーマンとしてバリバリ働いておられた60代の女性。会社の第一線で責任のあるお仕事をされていましたが、急に体調を崩して入院。すでにガンが進行しており、そのまま亡くなってしまわれたとのこと。その方はずっと独身を通しておられたので、姪御さまからのご依頼でした。

姪御さまもご親族も急なことでどうしてよいかわからず、インターネットで知った当社にご連絡くださいました。マンションの権利書や、銀行の通帳、生命保険の証書など重要な書類の在処も不明でたいへん困っておられました。

亡くなられた女性はお洒落が大好きで、いくつものタンスにブランド物の洋服や、靴、バッグなどがきちんと収納されていて、書類探しもスムーズに行くだろうと取りかかりました。書類を仕舞っていそうな引き出しや戸棚などを順番に見ていきました。

見つけたのは和箪笥の一番下の引き出しでした。亡きお母様の着物の間にきちんと整理して置かれてありました。姪御さまも「ああ、きちんと整理されていて、伯母らしいと思います」と感慨深げに話されました。「着物の間に入っていたなんて、私だったら見落としていたかも…。さすがプロの方は違いますね」と喜んで頂きました。
たとう紙に包まれた着物を1枚ずつ丁寧に、取りだしていたときに茶封筒が出てきたのですが、遺品を丁寧に扱うという当社の姿勢がお役に立てた瞬間でした。
ブランドものの洋服やバッグの中から、姪御さまが気に入ったものをいくつか持ち帰られ、残ったうちから状態のよいものをリサイクルに出させていただきました。

人は亡くなってからも、その人柄が偲ばれるものですが、社会の第一線で活躍され、家の中もきちんと片付けて暮していた女性の生涯に、心を打たれるお仕事でした。

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