遺品整理人ブログ

遺品整理の仕事現場のお話や遺品整理業者が日々感じていることなどをご紹介します。

美術の先生同士だった両親の遺品整理

電気代が値上がりしてきています。蔓延防止等重点措置が発令されている自治体は特に、
外出を控えないといけない状況となると、テレワークも含め、光熱費はかさんで家計の負担となっておられるご家庭も多いのではないかと拝察します。電気料金のプランの変更や、ガスとまとめたり、新電力に切り替えたり。見直しをはかるお家も多いそうですが、合わせて節約を工夫することも大事ですね。

さて、今回は、ご夫婦とも中学の美術の先生をされていて、奥様が4年前に亡くなられ、ご主人が2年前に亡くなられたお家の片付けです。2年間空き家になっていたところを、一人息子様から遺品整理のご依頼です。

奥様は油絵の作品を多く手掛けられ、ご主人は木版画の作品をたくさん残されていました。
人生の多くの時間を作品作りに向き合ったお二人とお聞きし、息子様にとってそれらのオリジナル作品は、両親の思い出そのものとおっしゃられていました。数々の賞も取られ、芸術作品としても価値も高いもののようですが、作品の一部を地域の私設交流センターに寄付されるそうで、梱包をさせて頂きました。

また、名画、陶器の名品などもあり、リメンバーズで買い取りを申し出ました。ちょうど売れないかと考えられていたそうで即決されました。

こちらは貸家にされるそうで、すべてのものを撤去していいとのご指示で、中を空っぽの状態にしました。息子様はご両親が住まわれていた思い出の家をなかなか片付けられなかったそうですが、これで心のけじめも付いて良かったと言ってくださいました。

すべての清掃が完了し、改めて見ると、ステンドグラスの窓、アンティークな内装・外装、築年数は経過していますが、おしゃれで趣があり、住んでみたくなる素敵なレトロ住宅でした。

リメンバーズでは、一つひとつの作業を丁寧に行います。遺品整理をはじめ、お家の片付けなら何でもお気軽にお問合せください。

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