故人様とご遺族様の保険証書等の貴重品探し

北京オリンピックが始まりました。開幕までは盛り上がりに欠ける雰囲気でしたが、メダルの知らせが届くとやっぱりワクワクします。選手の皆さんが自分の力を発揮できるよう応援したいですね。

今回は大阪市鶴見区にお住まいのご遺族様から、遺品整理のご依頼をいただきました。高齢者施設に入所されていたご主人が亡くなられ、残された奥様とご子息様からご連絡をいただきました。
5年前に急に倒れられたご主人様には後遺症が残り、それからは施設で過ごされていました。入院されたときは受け答えもできていたのですが、次第に記憶があいまいになり、認知症と診断されていたそうです。

ご主人様が他界されたことで、厚生年金や保険証書などの書類、家の権利書などが必要になりました。しかしご主人様がお元気なときは、お金の出し入れや大事な書類の保管場所は奥様には知らされておらず、たいへん困っておられました。
奥様は長年連れ添ったご主人様を亡くされたショックと、不慣れな手続きに心身ともに疲れ果てておられました。そこでご子息様の提案で、私たちリメンバーズにご依頼くださいました。

ご主人様の自室を中心に仏壇周り、タンスの小引き出しなど大切な物をしまっていそうなところを入念に探していきました。必要なものと不要なものを分けながら整理していくと、ご依頼の書類のほかに、封筒に入った現金や印鑑、金庫と鍵も出てきました。
リメンバーズでは、ご依頼がなくても重要と思われるものは、誤って処分しないように注意しながら作業を進めています。故人様のものはすべて運び出し、丁寧にお部屋の掃除をして終了となりました。

ご依頼のものを見つけることができ、お部屋もきれいに整理できたことで、私たちもホッとしました。ご子息様からは「皆さんのおかげで母も安心したようです。また何かあったらお願いしたいと思います」とうれしいお言葉をいただきました。