遺品整理人ブログ

遺品整理の仕事現場のお話や遺品整理業者が日々感じていることなどをご紹介します。

大学勤務の定年を機に生前整理を

北京オリンピックでは、雪や氷の上での華々しい決戦が繰り広げられています。
オミクロンなどのウイルス感染拡大で気持ちが塞ぎがちな中で、観戦する人の気持ちを和ませてくれます。早く平穏な日常が戻って来ることを祈っております。

さて、今回のご依頼は70歳で定年を迎えた大学教授のお宅の生前整理をさせていただきました。
奥様を10年前に亡くされてから一人暮らしをされていた方です。奥様との思い出が詰まった部屋の中をなかなか片付けることができなかったところ、今回、大学を退職されたことを機に、「いつまでも思い出に浸らず不用なものは処分してしまおう」と決心されたそうです。

奥様の衣類やバックなどの小物はすべて処分し、宝石などのアクセサリーは弊社で買い取らせて頂きました。奥様は手作りのビスク・ドールを制作されていて、趣味の域を超えた完成度の高い作品も多数あるそうです。そのうちの1体だけを残し、他は処分することになりました。

そして、大学教授として考古学を専門とされていたというご主人様は、さまざまな学術書を所有され、論文用の資料も山積みになっていました。学術書は買い取り可能なのでご希望により一部買い取らせていただきました。論文用資料についてはすでに本にまとめられているので、ほぼ処分してよいとの許可をもらい、その様にさせていただきました。

ご主人様は近いうちに引っ越され、娘様家族と同居されるそうです。亡き奥様の思い出はご主人様の心の中にずっと在り続けていくことでしょう。
買い取りができるものとできないものがある中、大切な思い出の品は、処分しようと思った時がそのタイミングだと思います。
10年もお家の中をそのままにしておられたことは、ご主人様が亡き奥様をどんなに愛されていたかが、お部屋を見ていてもわかりました。
新転地にて、娘様ご家族様と仲良く暮らしていかれますことをお祈りいたします。

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