遺品整理人ブログ

遺品整理の仕事現場のお話や遺品整理業者が日々感じていることなどをご紹介します。

親戚が集まる旅館のような家

今年は対面で入社式をする会社や学校が増えたそうです。私たちの仕事は対面での作業が基本です。リモートでは成立しない仕事だからこそ、お客様との触れ合いが心に響く瞬間があります。それは私たちの宝物であり、エネルギーの源となります。

今回の現場は高齢のご夫婦がお住まいになっていた、静かな住宅街にあるお宅でした。ご近所でも評判のおしどり夫婦でしたが、3年ほど前に奥様がお亡くなりになり、ご主人様がお一人で暮らされています。ご依頼くださったのは遠方に住む息子様で「父の体力も弱ってきたので、母の遺品整理を専門の人にお任せしたい」とのことでした。
比較的大きな一戸建てで、まるで旅館のようにたくさんの寝具があり、食器類も大量にありました。お聞きすると昔はよく親戚が集まって、奥様の手料理で楽しく過ごされていたそうです。
寝具や食器のほかにも、奥様の着物や帯もたくさんタンスに収まっていました。一部はご親族で形見分けされたようでしたが、まだ20枚以上残っていました。残っているものは全て処分して欲しいとのことでしたが、食器類や着物はリサイクル品として回収させていただき、寝具類は状態のよいものは残し、古いものは処分させていただきました。
今後もお父様がお住まいになるお家ですので、奥様の洋服ダンスなどを運び出して見えるようになった床や壁は、丁寧に拭き掃除をさせていただき、とてもよろこんでくださいました。
作業完了後、お父様より「これだけの遺品を自分一人で整理していると、いつまでかかったかわかりません。やっぱりプロに頼んでよかった」とのお言葉をいただきました。
リメンバーズは、ご家族のお気持ちに寄り添った丁寧な仕事で、高い評価をいただいています。遺品整理のことなら一人で悩まず、お気軽にご相談ください。

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