故人様の大切な着物を有効にリユース
雨の季節がやってきました。各地で大雨やヒョウが降ったりと、今年は天候が不安定ですね。マスクをしたまま運動したのか、学校での熱中症も問題になっています。自分の健康を守るため、臨機応変に対処していきましょう。
今回はお義母様の遺品整理ということで、ご長男の奥様からご依頼をいただきました。着物がお好きだったお義母様は、「私に万一のことがあったら、着物はすべてあなたに譲るわ」と常々おっしゃっていたそうです。
ひとりが気楽でいいと、いわゆるスープの冷めない距離のアパートで別居されていたお義母様が亡くなられ、アパートの部屋を明け渡すことになったそうです。
お部屋に伺うと、タンスの中にはたくさんの着物や小物類が入っていました。しかし、ご依頼主であるご長男の奥様は、それらの着物を着ることはないので、申し訳ないけどすべて処分して欲しいということでした。
故人様が大切にされていた愛用品を処分してしまうのは気が引ける、というご遺族様は多くいらっしゃいます。リメンバーズでは、処分するだけでなく、いろいろなリサイクルやリユースを行っています。買い取った着物類を次の方に、大切に使ってもらうための橋渡しがリサイクルやリユースだと思います。
今回のご依頼主様も、「私は着物を着ようとは思わないけど、お義母さんが好きで大事にしてきた着物が活かせるなら」と、とても喜んでおられました。
ほとんどの着物は、和箪笥にきれいに納められていたので、作業も順調に進みました。着物以外の家財道具は、リサイクルできるものとそうでないものに分別して運び出しました。女性のお一人住まいということで、お部屋もきれいに使われていて、お掃除も短時間で終わることができました。
最近は着物を洋服に仕立て直すリメイクが流行っていて、古い着物の需要が結構あるそうです。故人様が大事になさっていたものが、受け継がれていくお手伝いができるのはうれしいことだと思います。