遺品整理人ブログ

遺品整理の仕事現場のお話や遺品整理業者が日々感じていることなどをご紹介します。

元気で体が動くうちにと生前整理のご相談

今回は、当社のホームページをご覧になった70代ご夫婦からの生前整理のご相談でした。
最近、周りで病気になって入院生活が長くなったり、介護施設に入ったりする方が多くなり、その時の家の片付けがとても大変だったとよく聞くようになられたようで、自分たちは元気なうちに生前整理をし、ご自身に何かあった時に親族が困らないようにと思われたようです。

生前整理という言葉は最近よく耳にするようになったものの、断捨離とどう違うのかもよくわからないし、また費用がどのくらいになるのかも知りたいので、まずは相談させてほしいということでした。

はじめに「生前整理」と「断捨離」の違いをご説明させていただきました。

「生前整理」とは、ご自身が亡くなったあとに、遺族が遺品整理や相続に困らないよう、家族や親族のために、自分で遺品、財産関係を整理しておくことです。
中でも、生前整理で一番手間と時間がかかるのが家の中の片付けになります。
物は捨てられずにいるとどんどん増えていく一方で、若い時にはどこに何があるか把握できていても、高齢になるにつれて認知症や物忘れが激しくなり、持っている物の把握が難しくなります。
高齢で家族と同居することになったり、高齢者施設や福祉施設への入居予定、または長期入院予定になり、自宅へ戻るかわからないというケースで生前整理される方がまだまだ多いですが、生前整理とは「家族のための整理」という意味合いが強いので、何かあった時ではなく、今回のようにそうなる前にと考えるのは良いことだと思われます。

一方、「断捨離」とは、ご自身が快適に暮らすために、不要なものを処分し、生活導線を確保することを指します。単に生活がしづらいので、物の量を減らしたい、不用品を処分したい、生活空間をシンプルにして、より快適に過ごしたいなど「自分のための片付け」という意味合いが強いのが「断捨離」です。

高齢になるにつれて、健康面や体力、気力の低下などで生前整理もしにくくなり子供たちに頼るケースも少なくありません。今回のように健康でしっかりされているうちに生前整理されることは大切なことです。反面、今の若者はご高齢の方と違いミニマムな生活を好む「ミニマリスト」な傾向にありますので、これからの社会は無駄な物はあまり持たない生活者が増えてくるでしょう。

今回は、さしせまった片付けはなかったものの生前整理で不必要な物の処分、買取りをさせていただき、エンディングノートなどを今後ご利用されてはとお話しさせていただきました。このように生前整理や遺品整理について何か分からないことがありましたら、お気軽にリメンバーズにご相談ください。

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