２世帯住宅の遺品整理

今年の夏至は６月21日です。８月の猛暑が続く日々より、この時期のほうが太陽が出ている時間が長いとはちょっと意外な気がしますね。６月は梅雨の時期でもあるので日照時間について、気にする方は少ないと思いますが、水分補給を忘れず元気にお過ごしくださいね。

先日、大阪市住之江区の閑静な住宅街に建つ2世帯住宅に遺品整理に行ってきました。立派な住宅が並ぶ区域の中でも、広い敷地と2世帯が余裕を持って暮らせる大きなお宅でした。築3年の新しい建物で、1階がご両親の住まいになっていました。
ご依頼主は息子様でご両親二人分の遺品整理をご希望でした。「２世帯で暮らし始めて間がないのに、父に続いて母も亡くなってしまって残念です」と話してくださいました。
１階のお部屋は和室が2つと洋室が3つ。ご夫婦それぞれの趣味の部屋や寝室、来客を迎えるお洒落な客間として使っておられたようです。遺品の中で一番多かったのはクローゼットに並んだ二人分の衣類で、2トントラック一台分にもなりました。最近、着られていたものもありましたが、若いころに着ておられた古い背広なども保管してあって、ものを大切にする世代の方ならではだと感心させられました。
高級な家具や調度品は買い取りとなり、費用から相殺させていただきました。最新式の家電もたくさんありましたので、リユースにまわさせていただきました。
運び出す家財道具の量は多かったのですが、品物もお部屋もきれいでスムーズに作業を終えることができました。
息子様は「両親と一緒に暮らせた期間は短かったですが、孫たちと過ごせてとても喜んでくれていました。両親の思い出の品を処分するのはつらかったですが、皆さんがとても丁寧に扱ってくださったので、安心しました。ありがとうございました。」と話してくださいました。
1階の部屋は、お子様たちの部屋と、息子様のリモートワークの部屋としてリフォームして使われるとのことでした。亡くなられたご両親も、天国から目を細めて見守っていかれると思います。