遺品整理人ブログ

遺品整理の仕事現場のお話や遺品整理業者が日々感じていることなどをご紹介します。

弟様の遺品整理

今回は、一年ほど前にバイクの運転中に事故にあい、意識不明のまま先日病院でお亡くなりになられた弟様の遺品整理と家屋の解体作業のご依頼でした。
お電話下さったのはお姉様で、弟様が事故にあうまでは、既に他界したご両親の家で独身の独り住まいをされていたそうです。その家は弟様が生前にお住まいだった頃からかなり老朽化しており、この一年間の入院中にも段々と家の壁などが崩れかけてきていたそうです。
家の前は小学生の通学路となっていることから、ご近所からも危ないと苦情もあり、弟様の意識が戻ることを願っておられましたが、残念なことにお亡くなりになったため、遺品整理をしたあと家屋を解体し、土地を所有者に返したいとのことでした。

お住まいだったのは一軒家2階建ての4LDK、小屋付きのお家で、庭はこの一年間で樹木や雑草で生い茂っており、小屋の扉もキチンと閉まらなかったようで猫たちが住み着いている状況でした。
お見積りにお伺いした時には、外壁がところどころ崩れかけていて、家の中もお姉様が冷蔵庫の中の食品を片付けられた以外は、ご入院される前の弟様の身の回りの物が雑然と置かれたままの状態でした。
小屋の中には自転車や、庭の手入れの道具類、バイクの部品などが置いてあり、小屋の屋上には、物干しやたくさんの植木鉢がありました。
必要なものは既に持ち出されてありましたので、残りのものは全て処分するということでお見積りをさせていただきご成約となりました。

作業当日、食器類と贈答品などはリユースできる物もあり、マッサージチェアはほぼ新品でしたので買取りさせていただきました。小屋に置いてあった自転車は錆とパンクで使えない状態でしたので、小屋の中にある他の物と一緒に処分することになりました。
特に多かったのは、弟様が生前に自費出版された本が段ボールで山積みになっており、残念ながらこちらは古紙として処分することになりました。
あとは、大きいものでご両親がお住いだった時から使っているダイニングセットやリビングセット、食器棚、タンス3棹、ベッドの処分があり、家屋の解体時に一緒に処分できるものは持ち出さずに置いておくことになりました。庭の樹木は解体時に運び出しやすいように切断し、解体までの一通りの作業が終わりました。
後日、家屋の解体、運搬を済ませ更地にしてお姉様の方に見ていただきました。

お姉様から「弟の意識が戻らないこの一年間、色々と考えさせられることがありましたが、覚悟をしていましたので家屋の倒壊事故などにならずに良かったと思っています。生まれ育った家がなくなって寂しい気持ちもありますが反対にスッキリもしました。有難うございました。」とおっしゃっていました。
家の片付けから庭の手入れ、解体までどんなことでもご相談にのりますので、そんな時はお気軽にリメンバーズにご連絡ください。

遺品整理のお見積り・ご依頼・ご相談は、
年中無休・24時間OK!の遺品整理のリメンバーズにお任せ下さい。

  • お電話無料
  • 365日対応可能
  • お見積り無料

0120-905-349

電話受付は 9:00~20:00 / 携帯電話・PHSも無料

ページの先頭へ戻る