遺品整理人ブログ

遺品整理の仕事現場のお話や遺品整理業者が日々感じていることなどをご紹介します。

壁裏の綿埃とポスター

今年の梅雨空けは異例の早さでした。いよいよ夏本番!といきたいところでしたが、コロナの第7波が始まったというニュースも聞こえてきます。けれどこれまでの経験を活かして、あわてず基本的な感染対策を徹底していきたいものです。

今回はご実家を売却されるので、すべての荷物を処分して欲しいというご依頼でした。ご依頼主様はこの家で、ご両親と妹様と一緒に子ども時代を過ごされました。
お父様は10年前に亡くなられましたが、先月お母様が亡くなられ、だれも住む人がいなくなってしまいました。家自体は古くて取り壊される予定ですが、土地を売却する予定だそうです。
タンスの中身や食器などの細かいものは、ご依頼主様がゴミ袋にまとめてくださっていたので、まずはそれらの運び出しから作業を開始しました。
40年にわたり、ご家族が暮らされた家には思い出のかけらがたくさん残されていました。壁にはSMAPのポスターが貼られたままで、メンバーのみなさんがとても若くて、思わず懐かしい気持ちになりました。
タンスなどの大型家具は、模様替えでもしない限り、長い間移動させないお宅がほとんどだと思います。大掃除のときも、わざわざタンスを動かしてまで、掃除するということはないでしょう。こちらの現場でも洋服ダンスと整理ダンスを運び出すと、たくさんの綿埃が出てきました。壁にも一面に埃がついています。それらをていねいに集めて、拭き掃除をしました。取り壊される予定の建物ですが、拭き残しがないかチェックして、仕上げに掃除機をかけました。この日はパッカー車1台、2トン車1台、作業スタッフ4名、3時間で作業完了でした。
最後にご依頼主様にチェックをしていただき、思った以上に短時間で作業が完了したことを喜んでくださいました。そして「家を手放すのは、家族の思い出が消えてしまうようで悲しいですが、最後にこんなにきれいにしていただいて、少しはこの家に恩返しできたかなと思います」と話してくださいました。

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