遺品整理人ブログ

遺品整理の仕事現場のお話や遺品整理業者が日々感じていることなどをご紹介します。

父子、二人分の遺品整理

今年こそは制限のない夏休みを楽しみにしていた方も多いことでしょう。しかしコロナウィルスはまだまだ勢いを弱めてくれず、また厳しい夏を過ごさなければならないようです。
ご自分と大切な方々のため、くれぐれもお気を付けくださいね。

その日のお仕事は、病死されたお父様とそのご長男様の「二人分の遺品整理」でした。ご長男様は、2年前に事故で亡くなられていましたが、お父様はすぐにはご長男様の部屋を片付けることができず、そのままにしておられたようです。
奥様は介護施設に入られていて、長く男二人で暮らされていたようですが、部屋の中はきれいに片付けられていて、几帳面なご家庭の様子が偲ばれました。
ご長男様が亡くなったのは、自動車整備工場に就職したばかりの時だったようです。お部屋には好きなバイク雑誌やプラモデルが並んでいました。仏壇には花が飾られ、掃除も行き届いていました。ハンガーに掛けられたつなぎの作業服を、お父様はどんな思いで見ておられたのでしょうか。
お父様の葬儀の際に、ご親族が相談して「介護施設にいる奥様には、先々のことは任せられない」ということで、遺品整理をしてアパートを明け渡すことにしたそうです。
それほど広い部屋ではなかったので、作業に時間はかかりませんでした。男所帯なので衣類も少なく、家具もほぼ処分となりました。ご親族さまの意向で、奥様の衣類などもあわせて処分させていただきました。
すべてが運び出されてガランとした部屋を見ていると「奥様はこんなふうになった我が家を、ご覧になることはできないのだな」と胸が詰まる思いがしました。
ご長男様とお父様のお仏壇は、弊社でご供養・処分をさせていただくことになりました。お二人のご冥福をお祈りします。

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