遺品整理人ブログ

遺品整理の仕事現場のお話や遺品整理業者が日々感じていることなどをご紹介します。

ご姉妹での遺品整理

暦の上での季節は進んでいきますが、連日の暑さはいつまでも居座っています。せめて気分だけでも涼しくなるよう、秋のくだものをセッセといただいています。
先日、「母の遺品整理をしてほしい」とご依頼をいただき、鶴見区のお宅へ伺いました。ご依頼主様は離れて暮らす長女様で、妹様もご一緒に現場に来られていました。
お母様は、ご自宅で倒れていたところをヘルパーさんに発見され、救急車で運ばれましたが、そのまま亡くなられたとのことでした。ご高齢ではありましたが、元気に過ごされていたお母様の突然の死を受け入れられず、ご姉妹とも遺品整理も手につかずにおられました。
我々がお伺いしたときは、お母様が生活されていた2DKのマンションは、そのままの状態で今でも誰かが住んでいるかのようでした。作業はお母様の家財道具、衣類などを残すものと処分するものに分別するところからスタートしました。
妹様はお母様のお洋服を「これ、よう着ていたなぁ」などと時折涙しながら、より分けていかれます。処分品の山はいつまでも大きくならず、残すものばかりが増えていきます。
大きな荷物の搬出が終わってガランとしたお部屋を見ながら、ご自分が作った残すものの山の大きさに妹様も「母はもういないんですね。でもこれでようやく気持ちの整理ができたような気がします」と話してくださいました。
こういうシーンに出会うたびに、遺品整理は物を整理することを通して、気持ちの整理をしていくものだということを実感します。最後にはご姉妹そろって「ありがとうございました」とお声がけいただき、ご自分たちだけで本当に残すものをより分けるつもりだと話してくださいました。

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