遺品整理人ブログ

遺品整理の仕事現場のお話や遺品整理業者が日々感じていることなどをご紹介します。

バリアフリーのマンションに、もっていけない家具ばかり。

エリザベス2世英女王が先日亡くなられましたね。70年にわたり、英国君主の座を務めた英女王の崩御は、一つの時代が終わりを告げたように思いました。どうか安らかにお眠りくださいませ。

さて今回は、一戸建にお暮しの70代夫婦からのご依頼です。20年前にこちらの家に引越しされた時は、最後の引越しと思われていたそうです。次は老人ホームに入ろうかと考えていたそうですが、2人とも思いのほか変わらず元気なので、今度こそ最後の住まいとなる引越しをされることになりました。
次の引越しは、身体が弱ってくることを想定して、階段の上り下りがないようにと、マンションに引越しされるそうです。そこで今回は生前整理のご依頼です。
お身内はご夫婦だけでお子様はおられません。家具調度品がとても高品質なものをご所有でした。作家が手作りした箪笥、テーブル、チェスト、ベッドなど、和モダンなインテリア性の高い一点ものばかり。しかし、バリアフリーの暮らしは、ウォークインクローゼットがあり、箪笥は不要となりました。ダイニングにはキッチンカウンターがあり、テーブルも要らないと判断され処分されることに。収納棚があり、チェストも不用。またベッドはより機能的なものをレンタルするので、従来のベッドも不用になりました。大型家具はほぼ処分されることになりました。そこで、リメンバーズではご所有されているような高品質の家具の買い取りをしていることをお話しました。お見積りを出してお話してみると、処分予定の家具が結構なお小遣いになることがわかり、とても喜んでいただけました。

リメンバーズでは、ご依頼主様が長年愛用された家具がまだまだ使えるもので状態がよければ買い取りのご提案をさせていただきます。大切な家具をただ廃棄処分するのではなく、活かせるものは活かしたいですよね。

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